元凶を断ち、時間、コストを最小化
自然の力は偉大であり、我々に様々なものを与えてくれます。太陽の力は生き物を育てつつ、悪玉菌を浄化、風は乾燥を速めてくれます。我々を活かし、危険なものから守ってくれるこの循環システム利用料はタダ。先人は自然に対して畏敬の念を持ち、謙虚でした。
菌との良いおつきあい
我々の体は常に菌と共生し、戦っています。
外部から入るインフルエンザ、風邪ウイルスのほか、口の中に元々いる常在菌(細菌、カビ、ウィルス)だけで500−700種類いると言われます。つまようじで歯を掃除したときにつく白い物体の中には、1g中 1000億もの菌がいて、これはウンチ1gの菌数と同じだというのです。(-->詳細は2.バイオフィルムの恐怖)
最後まで残る欲求は“食“ 先人は自分の歯で食べることの 大切さを知っていたのですね。 |
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菌といっても、その中には善玉も悪玉も日和見菌(ひよりみ)もいます。比率は、ある書物で見たのですが、通常で善玉2、悪玉2、日和見6と言われ、日和見は名前のとおり、強い方に付きます。日々の食事や環境、体調で構成が変わっているのです。ストレスが多くなるとだ液が減り、殺菌力が落ちます。簡単に言うと、免疫力が弱いときに、口内が不潔になると悪玉が増える=日和見が悪さをする構図です。もちろん善玉を蓄えれば日和見が味方になります。 これってなんだか社会の縮図にも見えませんか?ですから汚れたから洗う、 菌がいるから殺す、臭いからニオイを消す、 といった対処療法では、根本的な解決になりません。悪いことをした人を捕まえるのは簡単ですが、家庭環境や社会が改善されない限り同じ人はまた現れるのではないでしょうか。
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